ターナー展ー京都文化博物館(2/17-4/15)

  • 2018.02.23 Friday
  • 22:57

 

行ってきました。
ターナーの絵を嫌いだという人はほとんどいないと思われます。
生前から人気を博しており、誰もが受け入れられる画風でしょう。
なので可もなく不可もなくという感じで、大して期待せずに行ったのですが、思いのほか深く入ってくるものがありました。

「マームズベリー修道院」
17歳のときに描いたそうです。
ぱっと見たときはラピュタかと。
にしても17歳でこの完成度。心底おそるべし。

 

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「ストーンヘンジ、ウィルシャー」
羊がいて長閑な光景かと思いきや、羊も羊飼いも倒れている。
解説には雷に打たれて倒れたとある。
ストーンヘンジの時間とシンクロしている。

 

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「風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様」
印刷ではもっともわからない絵かもしれません。
3Dかというくらいの立体感に驚かされます。
舟がどーーんとこちらに向かって飛ばされてくるような激しさ。

 

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「テルニの滝」
絵はがきより少し大きめな小さな絵に描かれているのは、イタリアの165メートルあるというテルニの滝。
紀元前3世紀の人工滝だそうですが、どうやって造ったのか。
その大きさを表現するのに、崖を渡るヤギの群れが描かれています。
米粒大なのにヤギだとわかる。
ターナー、おそるべし。

 

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「サン・ゴタール山の峠、悪魔の橋の中央からの眺め、スイス」
見た瞬間に奈落の底へ落されるかのような迫力。
迫力を出すために実物より深くV字に描いているとのこと。
単なる写実より崇高さを求めたということで、俳句の世界に通じるものがあります。

 

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「ネッカー川対岸から見たハイデルベルク」
版画も多く展示されていました。
ターナーの絵は当時から高価で、一般の人に普及するのに版画を重視していたようです。
ただ小さいし、美術館の暗い光では見づらかったのが正直なところ。
ハイデルベルクはドイツの学術都市で私もここへ行ったことがあります。

 

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ターナー展を出て、向かいのカレーショップで野菜カレーをいただきました。
以前はマクドナルドだったところで、マクドナルドが撤退しないといけない理由はなんだったのか。京都の中心ですし賃貸料も高いでしょうから、採算が合わなかったのか、不祥事があってから回復するまで持ちこたえられなかったのか。
何度か利用したのでそういうことが気になりました。

 

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ターナー展は4/15まで。
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